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第6回 介護教室

2023.11.21

 今回の介護教室は、宮崎県栄養士会より管理栄養士の上杉奈穂氏の「健康寿命をのばす食事とは?」~毎日の食事で出来る事~と題し、講話と調理実習を行いました。低栄養はフレイル(疲れやすい・歩きにくいなど)やサルコペニア(筋肉量減少・筋力低下)などを引き起こす原因となりますので、健康な体を維持する為にエネルギーとタンパク質をしっかり摂ることが大切だそうです。又、摂取しているようでも、偏っていたり1日の総エネルギー量が足りていない方が多いそうです。糖尿病の方で炭水化物を減らす為にご飯を食べない方がいらっしゃいますが、糖分の多い飲料水やお菓子を控え、ご飯や麺類は適度な摂取を心がけると良いそうです。タンパク質に至っては20代と70代も1日の摂取推奨量は60gで変わらないそうです。
 また、「衰えを感じるとリハビリに通ったり運動に力を入れがちですが、栄養不足からの筋力低下があるので食事を見直しましょう」と話され、受講生はうなずきながら真剣に聞かれていました。
 そのあと、高齢者でも簡単に出来て、栄養価の高いサバ缶(水煮)を使った【サバ缶鶏団子】と、調味料を減らし、ヨーグルトとニンニクを使った【キャベツのコールスロー】の調理実習を行いました。鶏ひき肉をポリ袋に入れてサバ缶と調味料を入れ袋を揉み、袋の角を切って絞り出して鍋に入れるだけで、野菜も摂れて洗い物も出ず、美味しい鶏団子が出来ました。コールスローも切った野菜を塩もみし、最後にヨーグルトと生のニンニクをすりおろして少し加えるだけでマヨネーズが少なめでも風味がありお店のような1品になりました。
 実習中も「塩以外でだしの旨味やお酢・ハーブやペッパーなどでアクセントをつけたり、お刺身やとんかつなどは醤油やソースは【かける】より【つける】!! だしの取り方や市販だしの使い方など、食に関する沢山の指導をいただきました。
 2品完成後、炊立ての新米で試食をしながらみんなで美味しくいただきました。

【受講生の声】
・非常食でサバ缶が沢山あるので賞味期限の確認の為入替えして早速作ります。
・一人暮らしなのであるもので済ませていたので考えさせられました。
・いつも同じ材料や同じメニューなので勉強になりました。
・少しの調味料なのにニンニクや生姜で香りと風味がありました。
・お肉は避け野菜中心にしていましたが、肉や魚のタンパク質は摂らないといけない事を知れて良かったです。
・牛乳や卵も取り入れようと思いました。
など先生の思いがしっかり伝わっていました。

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