2023.12.18

　今回の介護教室は、宮崎県歯科衛生士会 の甲斐キクエ氏より「口腔内の清潔保持の大切さ」をテーマに講話がありました。
最近では歯周病から心臓病や認知症のリスクが高くなることが知られており、皆さんの関心も高く熱心に取り組まれていました。自分または介護される方の「口の開閉はスムーズに行えてるのか」「義歯がちゃんとって入っているか」「出血や口内炎等、異常はないか」「虫歯がないか」などの口の中の観察はとても大切なことだと言われました。又、模型を使って正しい歯の磨き方や歯間ブラシやフロスの使い方、歯以外のほおの内側の粘膜・唇・上あご・舌のチェック方法も学びました。口の中を見られたり、触られたりするのは、決して気持ちの良い事ではありませんが、無理矢理しようとせず、まずは声かけや観察から始めましょうと言われました。
　
　受講者からは歯科医院の受診のポイントや歯医者では聞きにくいことなど、沢山の質問が出ました。
最後に口の機能が高まり、唾液がよく出るようになる顔の体操を、童謡「むすんでひらいて」の替え歌で行いました。
　♪　むすんでひらいてベロを出してむすんで～
　　　またひらいてベロ出してそのベロ鼻に～
　　　ベロを右に　ベロを左に　ベロをぐるぐる回します　　♪
【参加者の声】
早速、母に歯磨き前のマッサージやマウススポンジを試してみます。
口の保湿剤がある事を初めて知りました。
入れ歯の手入れの仕方や磨き方・つけ方・外し方を知れて良かったです。
マウススポンジや歯磨きウエットシートは掃除する目的だけでなくマッサージにも利用できる事がわかりました。
主人が義歯なので声掛けするようにします。
うがいが大事な事がよくわかりました。